【アナザーストーリー】
※本編とは全く関係が有りませんので、スルー対象で御願いします。
いざこざが有ったスナックから出た2人。
まぁ2人からすれば、いざこざの範疇には入らないが。
「全くよー、ねむてーよな!!蝉!!」
女に惚れられた機会を逃したにも関わらず、ひろはどうと云う訳では無い。
それはまぁ、ひろ的通常運転では有る。
「ああ、眠たい。俺等はどうも少し飲み過ぎたみたいだ。」
蝉の眼鏡の奥の眼も、酒と睡眠不足で真っ赤に充血していて、1つ大きな欠伸をして
その眼が更に涙眼になった。
ふわっ、と右側の路地から風が流れて来る。
瞬間、切り裂く様な風に換わる。
「ひろ!!2メートル左に跳べ!!」
蝉が云ったと同時に2人は左へと跳び転がり込んだ。
酔って居るので着地は滅茶苦茶だったが、取り敢えずは交わした。
「なんだこりゃー!!」
ひろが立ち上がり、腰からナイフを抜き取った。
「さっきの連中の追っ手だろうが、常考。」
蝉は路地の奥を見据える。
「恐らくは人間じゃ無く、モンスだ。」
云って、蝉は楽しげに笑った。
「さぁ、ひろ君。二次会を楽しもうじゃ無いか。」
蝉 (2012/06/22 Fri 17:45:54) ID:kOTQ1YjEyOTJ DoCoMo